2010年6月2日水曜日

家事動線を考えた間取り

我が家は共働きで子供もいるので、間取りを考える際のテーマは「いかに効率的に家事ができるか」ということでした。

いかにオシャレな家であっても、家事動線が悪く使いにくい家では意味がない、家事のストレスをできるだけなくしたいというのが具体的な家づくりを始める前からの考えでしたし、それはずっと変わっていません。

建築家と建てる家というといかにも奇抜な見た目ばかりを意識した家を連想する人も多いようですし、実際そういう家を建てたいと思って建築家に依頼する人もおられるようです。
しかし、我が家ではデザインの良さは基本性能を満たした上での付加価値としてとらえているのです。

少し話が逸れましたが、そういうわけで間取りプランは以下のように考えて作っていきました。

(前提として、現在住んでいる家では、多くの家がそうであるように、1階リビングで各個室は2階にあり、そこに各人のクローゼットがあります。風呂や洗面所は1階です。)

1 仕事から帰ったらすぐに着替えてくつろぎたい。


2 着替えるためにわざわざ2階の寝室にあるクローゼットに行くのは面倒。


3 脱いだ服をすぐに洗濯機に放り込めるようにしないと不便。


4 洗濯、物干し、乾いた服をたたむ、収納するを同じ階で行いたい。

これだけ見ると偉そうに家事動線と言ってはいますが、基本ズボラということですね…。

ともかくこれらの点をクリアしようとすると、面積に限りがある中で、自ずと間取りが決定されてきます。
まず、風呂、脱衣所(洗濯スペース)、物干し場、クローゼットがすべて1階に必要になってきます。
また各人の個室をすべて1階に持ってきたうえで、風呂も洗面も1階となってくるとそれだけでも1階の面積で収まるか問題ですし、特に1階にリビングを持ってくるのは難しくなってきます。

そこで、我が家では「ファミリークローゼット」「2階リビング」でこの問題を解決することにしたのです。
ファミリークローゼットという言葉を聞きなれない方もおられると思いますが、要は、家族全員のクローゼットを一か所の大収納に集約するということです。
ファミリークローゼットを利用すれば、たたんだ服を各個人のクローゼットに配分する必要もないですし、各部屋に大きなクローゼットを用意する必要もありません。

ファミリークローゼットを採用することについては、我が家ではほぼ異論は出ませんでした。
しかし、2階リビングについては、かなり悩みもありました。
2階リビングについては、別の機会に詳しく取り上げようと思います。

なお間取りや家事動線を考える際に参考になったのがこの本です。

【送料無料】近藤典子が考えた「片づく家」のつくり方
かなり大きな家を想定した内容で無理!っていうとこも多いんですがなかなかアイデアに富んだ本でおすすめです。


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿